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〒660-0062 兵庫県尼崎市浜田町5丁目28

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休診日 水曜午後、土曜午後、日曜、祝日

尼崎市、西宮市、整形外科、リハビリ、リウマチ、休日診療

代表的な整形外科疾患

健康教室 2ヶ月に1回、院内で行っている教室の様子です。

院内新聞「ジョイント」 2ヶ月に1回、発行している院内新聞のご紹介です。

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頚・肩の疾患

脊椎のしくみ

脊椎は、椎骨という小さな骨がいくつも積み上げられたもので、身体を支えるのに重要な柱の役割をしています。脊椎の首の部分には頸椎という7個の椎骨があります。胸の部分には胸椎という12個の椎骨があり、さらにその下の腰の部分には腰椎という5個の椎骨が積み重ねられています。またそれぞれの椎骨の間には椎間板という軟骨が挟まっており、これは衝撃を和らげるクッションの役目をもっています。また脊椎を横から見るとS字状に曲がっており、頸椎と腰椎は前彎、胸椎は後彎がみられます。この彎曲は脊椎にかかる負担を和らげ、バランスをとる働きをしています。

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首の痛み

代表的な頚の疾患

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)

40~50歳代以後の人に起こりやすい病気です。この病気は首の骨や関節の老化が原因で起こります。頚椎同士をつなぐ靱帯や関節に長い年月にわたって負荷が加わると、椎間板の変性や、頚椎間にゆるみ(不安定性)が生じます。また頚椎の端の部分に骨のトゲ(骨棘:こつきょく)ができたり、神経の通る孔(あな)が狭くなって神経を圧迫します。症状としては頭痛、めまい、首や肩、また腕から手にかけて痛みやシビレがでます。

頸椎椎間板ヘルニア

30歳から4歳代にかけて比較的多くみられます。原因は頸椎の椎間板(髄核)が後方へとびだし、神経を圧迫することによって起こります。ヘルニアは左右のどちらかに起こることが多く、その場合はその部分を通過する脊髄から枝分かれした神経を圧迫することになります。この神経は主に腕や手の運動と知覚をつかさどっているため、首から片方の腕や手にかけての痛みやシビレを引き起こします。またヘルニアが後ろの真ん中に出て脊髄を圧迫すると、腕や手だけでなく、下半身の痛みやシビレも出てきます。さらに症状が重くなると、歩きにくい、手が使いにくい、あるいは尿が出にくいなどの症状も現れます。首を強く片側へ曲げたり、逆に後ろへそらした時に片方の腕や手に痛みやシビレが出るのが特徴です。

頸部捻挫(けいぶねんざ)

頚部捻挫は、「むちうち症」とも呼ばれます。主には、追突などの交通事故により、首が前方や後方から大きな力をうけて、弓なりにしなるような激しい動きを強いられることによって起こります。首の痛みばかりでなく、時には頭痛、手足のシビレが起こり、また脳しんとうのときのように吐き気やめまい、目の痛みを起こします。一般的には3ヶ月くらいで症状はおちつきます。

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)

この病気は若い女性に多く、頸から肩、腕にかけての痛みやしびれ、こりなどいろいろな症状を生じる状態を総称して「頸肩腕症候群」と呼びます。長い時間、同じ姿勢で仕事をしているときに症状が出る場合もあります。

肩の痛み

肩関節のしくみ

一般に肩関節は「肩甲骨(けんこうこつ)」と「上腕骨(じょうわんこつ)」とを結ぶ「肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)」をいいます。ほかにも「肩甲骨」と「鎖骨(さこつ)」とをつなぐ「肩鎖関節(けんさかんせつ)」、「鎖骨」と「胸骨(きょうこつ)」とをつなぐ「胸鎖関節(きょうさかんせつ)」、「肩甲骨」と「肋骨(ろっこつ)」とをつなぐ「肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)」などがあります。また、肩関節は人間の身体の中で最も動かせる範囲が広い関節です。そのため肩関節は比較的ゆるい構造になっています。この不安定さを補うために、肩関節の周りにはしっかりとした関節を包むふくろ(関節包)と棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の腱から構成される腱板(けんばん)があり、お互いに上腕骨頭を包みこむようにして肩関節を守っています。

代表的な肩の疾患

肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)

肩関節周囲炎は、40~50代に多く、肩が痛くて動かせない症状の病気をいいます。これは肩関節の周りの関節包や靱帯、腱などの組織の老化による変性や炎症によって起こります。また肩関節周囲炎は一般的に「五十肩」と呼ばれます。
症状は、肩から腕にかけて痛くなり、腕が挙げられなくなります。一般的には徐々に痛みが増してくることもありますが、数日で急激に痛くなることもあります。また、痛みによって肩の動きもあらゆる方向へ制限されます。それによって、特に髪をとく動作、背中や腰の後ろでエプロンのひもを結ぶ動作、また洋服の着脱動作などが困難になります。

腱板損傷(けんばんそんしょう)

肩板損傷は、肩の打撲や肩を下にして倒れたり(直達外力)、手や肘をついて転倒したり(介達外力)、重いものを外側に持ち上げようとしたとき(牽引力)などによく起こります。腱板で最も損傷されやすいのは棘上筋です。この筋肉は肩を横に広げたときに肩峰によって圧迫、摩擦を受けやすく、骨との付着付近は血行も乏しいため、年齢とともに変性しやすく、断裂も起こしやすくなります。主症状は痛みと運動障害です。自分で肩関節を横に挙げたり、肩を90度横に広げたまま保持することが困難になります。

肩関節脱臼(かたかんせつだっきゅう)

肩の関節は不安定な構造になっている為、さまざまな靱帯や筋肉、軟骨で保護されていても、外傷に弱く衝撃を受けると、関節が外れる脱臼を起こす場合があります。
前方に外れる前方脱臼が圧倒的に多く、かなりの痛みを伴います。脱臼した時は整復してから固定します。肩関節は、一度脱臼すると再発しやすい部分なため、運動療法などのリハビリが必要です。

代表的なスポーツ障害

野球肩

野球肩とは、投げる動作の時に、肩の痛みがあるため思うようにボールを投げられない状態を総称した診断名です。主に投球動作の繰り返し(使い過ぎ)が原因で、肩の筋肉や靭帯などの組織に炎症、小さな外傷、摩耗が生じて起こります。そこには、さまざまな病態が含まれています。例えば、筋肉や腱の炎症、肩の周りの筋肉(腱板)や軟骨の損傷、引っ掛かりなどが痛みや雑音の原因になります。しかし、野球肩になるとこれらの病変が単独で存在することは少なく、いくつかの病変が混在して肩の障害を引き起こしていることが多く見られます。また、ある1つの病変が存在することで2次的にほかの病変が引き起こされることもあります。また、野球以外でも水泳やテニス、バレーボールなどでも肩を傷めることがあります。

高齢者に多い骨折

上腕骨近位端骨折(じょうわんこつきんいたんこっせつ)

高齢者が歩行中に転倒したり、手をついたことで、肩のつけ根の上腕骨の上の部分(頚部)が折れることがよくあります。これは年をとるとともに骨がもろくなる為に折れやすくなるわけです。特に50代以上の女性に多く起こりやすい骨折です。
折れ方にはいろんなタイプがあります。ずれ(転位)が少ない簡単な折れ方の場合には、三角巾固定や包帯固定、あるいはハンギングキャストという、手を吊り下げるギプス固定をすることで骨折は治ります。折れ方がひどく、転位が大きいときには手術をして治すこともあります。手術ではプレートでとめたり、釘でとめたりすることもありますし、人工骨頭に変える場合もあります。

腰の痛み

腰痛は、人類が2本の足で起立し歩行する生活をするかぎり宿命的なものであり、ほとんどの人が腰痛を経験するといわれています。腰痛にもいろいろな現れかたがあり、その原因も様々です。腰痛を治すには、その原因を探り、適切な治療を受けることが大切です。

代表的な腰の疾患

ぎっくり腰

急性腰痛の1つで、ドイツ語では「魔女の一撃」と呼ばれています。腰をひねったときや急に重い物を持ち上げようとしたとき、またくしゃみをしたときなどに突然激しい腰痛に襲われ、身体を動かせなくなります。これは腰椎の関節の捻挫によるものと考えられていて、若い人にも起こりますが、とくに中高年の人に多くみられます。ぎっくり腰になったら、まず安静を保ち、かための布団やマットの上に楽な姿勢で寝ることが大切です。

変形性腰椎症

とくに中高年以上の人に多くみられ、腰に痛みやこわばりを感じます。原因は加齢によるものをはじめ、腰に負担のかかる労働で腰を使いすぎたことなどが考えられます。この病気では椎間板の組織の変性や腰椎の形状の変化(骨のとげ)がみられます。しかし、骨の形状が変化したからといって、必ずしも腰痛を起こすとはかぎりません。形状の変化した部分が周囲の神経や靱帯、関節、椎間板などに影響を及ぼして痛みを引き起こすといえます。長い間歩き続けたあとや急に違う動作をはじめたときなどに腰が痛むこともあります。

腰椎椎間板ヘルニア

とくに30歳代を中心とした青年と壮年に多くみられます。原因は椎間板(髄核)が後方へとび出して、脊椎の中に保護されている神経を圧迫するために起こります。主な症状は腰痛と足の痛みですが、この他にも足のしびれや、筋力の低下などの症状がみられます。またあお向けで足を伸ばしたまま持ち上げようとすると太ももの後ろに痛みが走ります。

腰痛症(慢性腰痛)

腰椎や骨盤の周辺に痛みが起こります。はっきりとした原因がわからない場合も多いのですが、同じ姿勢を長く続けていたため、あるいは不規則な生活や運動不足、悪い姿勢、精神的なストレスなどによって腰の筋肉が緊張しすぎて疲労し、痛みだすものと考えられています。

腰部脊柱管狭窄症

60歳代以後の男性に多くみられます。原因は脊柱管(神経を入れている管)が、老化、あるいは変形などにより狭くなって神経を圧迫するために起こります。この病気では腰から下半身にかけての痛みやしびれ、また一度に長く歩けないなどの症状がみられます。

脊椎分離およびすべり症

脊椎の後方(椎弓)が分離し、不安定になって腰痛を起こします。学童生徒のスポーツ選手や比較的若い人に多くみられ、成長期の過度の運動が原因と考えられています。すべり症は分離症がさらに進んで起きますが、分離を伴わずに起こることもあります。

股関節の痛み

股間節の痛み

 股関節は、球状の大腿骨骨頭とお椀型のくぼみを持つ寛骨臼(かんこつきゅう)より構成されています。また、股関節は体の中で最も体重のかかる関節であるため、同じ球状をした肩関節とは異なり、あらゆる方向に運動がおこなえるのに加えて、安定性を備えることが不可欠となります。この安定性の確保が股関節疾患に対する治療目的の一つにもなります。安定性を確保するために、腸骨大腿靭帯(ちょうこつだいたいじんたい)などの靭帯や、股関節の前面にある腸骨筋(ちょうこつきん)、後面にある大殿筋(だいでんきん)、外側にある中殿筋(ちゅうでんきん)などの強靭な筋肉が関節を補強しています。

変形性股関節症

変形性股関節症とは、関節軟骨の変性・磨耗と増殖性変化が混在する進行性疾患で、股関節に痛みがでたり、関節破壊が進行すれば歩行困難になる病気です。原因は、大きく一次性変形性股関節症と二次性変形性股関節症に分けられます。
一次性変形性股関節症とは、股関節の形態や外傷、炎症がなく、関節軟骨自体の病変によっておこる病態で、比較的ゆるやかに進行していきます。二次性変形性股関節症とは、外傷、炎症、先天性または後天性の原因により関節軟骨の変性が二次的に生じる病態です。わが国ではこの二次性変形性股関節症の割合が多く、90%以上占めています。その中でも先天性股関節脱臼が原因となる例が多く見られます。

高齢者に多い骨折

大腿骨近位端骨折(だいたいこつきんいたんこっせつ)

人間の体の中で一番長い骨は、ふとももの部分にある大腿骨です。大腿骨は腰のつけ根で骨盤とつながる股関節を作ります。大腿骨の上の丸い部分を骨頭といい、そのすぐ下を頚部といいます。頚部の下には、骨の外側と内側に出っ張りのある転子部があります。高齢者は転倒などによりこの頚部と転子部が簡単に折れることがあります。これを「大腿骨近位端骨折」といいます。高齢者で、転んで股関節が痛くて歩けない場合には、まずこの骨折が考えられます。大腿骨近位端骨折は特に女性に多く、骨粗鬆症などで骨がもろい状態で起こりやすくなります。
骨折した直後から脚の付け根の痛みと腫れがあり、歩くことができなくなります。骨折の程度によっては、骨折直後に痛みが無く、立ち上がったり歩くことができてしまう場合があります。また脚の付け根ではなく膝に痛みを訴えることもあります。認知症のある方の場合にはしばらく気づかないこともあるので注意が必要です。

膝の痛み

膝のしくみ


私たちが立っているためには、膝がしっかり体重を支えていなければなりません。また、座ったり、正座をするときには、膝が十分に曲がらなければできません。このように、私たちが日常的な動作を行うとき、膝関節は、とても重要な働きをしています。その膝関節はどのようなしくみになっているのでしょうか。
一般に膝関節とは、太ももにある大腿骨(だいたいこつ)とお皿より下の部分のすねにある脛骨(けいこつ)を連結している大腿脛骨関節(だいたいけいこつかんせつ)を示します。ここが膝の動きの主役となる部分です。また、俗にお皿と言われている膝蓋骨(しつがいこつ)と大腿骨で構成される膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)もあります。関節の表面は、なめらかで弾力性のある関節軟骨で覆われていて、クッションの役割を果たしています。
そのほか膝関節には、大腿骨と脛骨の適合を良くしたり、関節にかかる圧力を分散させる働きをする半月板(はんげつばん)や、膝関節が前や後ろ、右や左にぐらぐら揺れないように支える役割をする靭帯などがあります。

代表的な膝の疾患

変形性膝関節症


変形性膝関節症は、関節軟骨が磨耗し、同時に骨が変形し、関節のかみ合わせが悪くなる病気です。関節軟骨は、加齢と共に弾力性が失われ、次第にすり減ってきます。その結果、大腿骨と脛骨が直接ぶつかり合うようになり痛みが生じます。また骨同士がぶつかり合ううちに、骨に骨棘(こつきょく)というトゲ状の突起ができます。膝の周りの筋肉も年齢と共に衰えてきます。その結果膝への負担が増加し変形性膝関節症が進行します。
初期の症状としては、膝のこわばり感がみられます。また、動き始めに痛みが生じますが、この痛みは長く続かず、安静にするとおさまります。また、膝の動きも悪くなり、正座やしゃがみこむなどの動作が困難になってきます。さらに症状が進行すると、運動中に痛みが続くようになります。また、関節が炎症を起こして関節液がたまるようになります。これが「膝に水がたまった状態」です。専門的には関節水腫(かんせつすいしゅ)と言います。正常なとき膝関節の中には1~2ccの関節液しか含まれていませんが、ひどいときには50ccもの関節液がたまって、膝関節がパンパンになることがあります。
重症になると、さらに痛みが激しくなり、歩く時に足を引きずるようにしないと歩けなかったり、杖なしでは歩けなくなることもあります。この段階では、骨の変形が相当進んできますので、外見的にも関節の変形が目立つようになります。関節軟骨は、内側がすり減りやすいので足が次第にO脚となります。

膝半月板損傷(ひざはんげつばんそんしょう)

大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨を半月板と呼び、膝関節の適合性を良くしたり、衝撃を和らげるクッションの役割をしています。この半月板の一部が損傷した状態を膝半月板損傷と呼びます。主な症状としては、膝に痛みやひっかかりを感じたり、膝の曲げ伸ばしがしづらくなります。
原因としては、サッカー、バスケット、ラグビー、柔道、野球、などのスポーツが主で、過剰な衝撃や必要以上のねじれが加わる時に多く発生します。

代表的なスポーツ外傷

膝の靭帯損傷

膝関節には、立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、あらゆる動作中に関節が前や後ろ、右や左にぐらぐら揺れないように支える役割をする4つの靱帯(前十字靭帯・後十字靭帯、内側側副靭帯・外側側副靭帯)があります。膝の靱帯損傷は、これらの靱帯が傷ついたり、のびてしまったり、切れてしまった状態をいいます。
バスケットボールやバレーボールでジャンプした状態から着地した時に膝を捻ったときによく傷めます。また、サッカ-やラグビー、フットボールなど接触プレーの多い競技では、タックルを受けたときに傷める事があります。
靭帯を傷めた直後はかなり強い痛みと腫れが生じます。応急処置としてRICEを行い、すぐに整形外科を受診し、適切な治療を受けて下さい。


足首、足の痛み

代表的な足首、足の疾患

アキレス腱断裂

アキレス腱は体の中で一番太い腱で、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)と踵の骨をつないでいます。アキレス腱にはランニングやジョギングなどあらゆる足を使う運動で繰り返しストレス加わりますが、通常はそのストレスに対して柔軟に対応しています。しかし筋肉が収縮して腱が急激に伸ばされたとき、柔軟な対応ができず完全に切れてしますことがあります。これがアキレス腱断裂です。バレ-ボ-ルやテニスなどの球技で、踏み込んで次に前に出ようとしたときやジャンプに移ろうとしたときなどに発生します。
ケガをした瞬間に、何かでアキレス腱を殴られたような感じがするのが特徴です。アキレス腱が切れると歩けなくなると思われがちですが、ベタ足なら歩くことができます。しかし、つま先立ちはできません。治療には切れたアキレス腱を縫い合わせる手術が一般には必要になります。

外反母趾

足の親指が指のつけ根でくの字型に外側へ曲がり、つけ根が内側にとび出した状態を外反母趾といいます。
下駄や草履また足袋などをよく使っていた頃の日本人にはほとんど見られなかった変形ですが、靴や靴下の常用化また生活様式の洋風化とともに最近では外反母趾の人が増えてきています。外反母趾は男性には少なく女性に多くみられます。若い頃から変形がある人は遺伝性と考えられ、年齢とともに外反母趾の程度がひどくなる傾向がみられます。一般には中年以後によく発症しますが、年齢に伴う関節のゆるみや女性ホルモンが発生に関与していると考えられています。その他骨格的要素、扁平足、不適当な靴の使用、長時間の立位、関節炎などが外反母趾の原因とされていますが、実際はこれらの要素がいくつか重なって外反母趾が発生すると思われます。
外反母趾がひどくなると母指が他の指に重なることもありますし、他の指が下にまがる変形(槌趾)や、第5指が内側に向く変形(内反小趾)などもみられることがあります。

 
扁平足

扁平足(いわゆるベタ足)は土踏まずのアーチが低下している状態をいいます。生まれてから5歳頃までは筋肉や骨格が発達していないので扁平足は普通の状態です。そして成長とともに土踏まずは自然に形成され正常の足の形に発育しますが、アーチを作るのに重要な足の筋肉の発達が悪い場合や、生まれつき骨格に異常にある場合は扁平足になります。また若い頃は正常の足であった人でも加齢とともに筋力や靭帯が弱くなった結果土踏まずが次第に低下し、中年以後に扁平足が発生することもあります。
扁平足の人では長時間の起立や歩行、またスポーツにより足や下腿の痛みや倦怠感、疲労感がみられることが多く、肥満や妊娠により症状は悪化します。

足底腱膜炎(そくていけんまくえん)

踵の骨から足の指へと扇状に広がる足底腱膜が炎症を起こす病気です。50~60歳代の女性に多い病気ですが、男性でも歩きすぎたり長時間立ち続けていたりすると起こることがあります。朝起きた後や、長時間座っていた後の歩き始めの1歩目に、踵にずきんとする痛みが現れるのが特徴です。足部のストレッチや、足の指を鍛えることで予防します。

痛風(つうふう)

体内の尿酸値が高くなり関節炎を起こす病気です。症状として、関節に激烈な痛みが起こり、赤くはれたり、患部に熱感を持つ事があります。足の親指のつけ根によく見られます。痛風の痛みはとても強く、骨折の痛み以上とも言われています。痛みは3日前後続き、その後痛みが治まりますが、痛風を治療せずに放っておいても症状は改善されず、再発を繰り返します。痛風となり診察を受けた場合、尿酸値の検査をし、痛みをやわらげる薬が処方されます。ただし、薬を服用し痛みがなくなっても、お酒の飲み過ぎや食べすぎは体の中の尿酸値を増やす要因となるので注意が必要です。

代表的なスポーツ外傷

足関節捻挫

捻挫(ねんざ)とは関節のケガで、正常に動く範囲を超える外力が関節に加わり、関節を構成する骨と骨をつなぐ靱帯(じんたい)や、関節包(かんせつほう)と呼ばれる関節を包む膜に傷がついた状態をいいます。中でも、足首を内側にひねって起こる、内反捻挫(ないはんねんざ)は起こりやすいケガです。足関節捻挫は、バスケットボ-ルや、バレ-ボ-ルなどで着地に失敗したときや、サッカ-のプレ-中に足首を捻ったときなどに起こります。普段の生活でも、段差で躓いたときや、転倒したなどに起こります。

足関節捻挫は、損傷の程度で3段階に分類することがあります。

関節を捻った際、ひどい時は骨折をしている場合もありますので、整形外科医を受診し、レントゲン撮影などの検査をしっかりと受けるようにしてください。

I度(軽症)
靭帯の繊維の一部が切れた場合で、痛みは軽く、関節はグラグラしません。
II度(中等症)
靭帯のかなりの部分が切れてしまっています。痛みがあり腫れてきて、内出血も強く、関節がグラグラして不安定になります。
III度(重症)
靭帯が完全に切れてしまっています。痛みがとても強く、腫れてきます。関節はグラグラして不安定になります。
肉離れ

肉離れは、筋肉の線維や筋肉を包む膜(筋膜)の一部が断裂する状態のことです。短距離走中やスタ-トダッシュで、太ももの裏側にがくんとする感じで激痛が走ったり、テニスで前に出ようとしてふくらはぎに激痛が発生したりしたときなどに起こります。つまり、何かにぶつかったりして起こるのではなく、自分で筋肉を急激に収縮した(力を入れた)ときに起こります。ケガをしたところを押すと痛みがあり、足に力を入れたり、無理に伸ばしたりすると痛みが強くなります。

手首、手の痛み

代表的な手首、手の疾患

ばね指

ばね指とは指を伸ばしたり曲げたりするときに、引っかかったようになって滑らかに動かせない状態をいいます。腱は腱鞘という筒の中を通っていますが、指の腱や腱鞘が炎症を起こして腫れると腱が腱鞘に引っかかり、スムーズに動かなくなります。原因は指の使いすぎや関節炎などが考えられ、親指や中指、薬指によくみられます。ばね指には弾撥現象が見られることもあります。これは、指を動かそうとしたとき、いったん引っかかり、さらに動かそうとするとバネがはじけるように音を立てて瞬間的に動く現象です。弾撥現象には、痛みを伴うこともあります。

手根管症候群

手根管症候群は手関節の部分で起こるしびれや痛みをともなう病気です。手関節には手根管と呼ばれる空洞があり,そこに指を曲げるための腱と,正中神経が通っています。この神経が何らかの原因で圧迫されて痛みやしびれが発生します。多くの場合,その原因として手関節付近での骨折や,仕事による使いすぎなどが考えられます。仕事では手関節の曲げ伸ばし,強い握り動作や振動を伴う作業が反復される場合に多く発症します。症状として,手のひらと親指から中指までのチクチク感,しびれ,痛み,灼熱感,夜間の疼痛,また握力の低下もみられます。

代表的なスポーツ外傷

突き指

よくあるのはボールを受けそこねて指をそらせてしまったり、逆に折りたたむような衝撃を受けた場合です。他にも、手を振っていて机や柱にぶつけてしまい、突き指をしてしまうこともあります。
一般に、突き指はそのまま安静にしていれば痛みも治まり、とくに心配するような障害は残しません。しかし、単なる突き指と思っていても、実は腱が切れていたり、骨折している場合もあるため、必ずしも安心というわけではありません。つまり、突き指とは指の関節が傷んだ状態をいい、診断名ではありません。実際は「腱断裂」「骨折」「脱臼」「靭帯損傷」「捻挫」などが正確な診断名となります。

高齢者に多い骨折

橈骨末端骨折(とうこつまったんこっせつ)


つまずいて転んで手をついた時によくおこる骨折で、子供にもみられますが、骨のもろくなった高齢者には多く発生します。手首より2~3センチ肘よりの親指側の太い骨(橈骨)が折れ、腫れや痛みがおこります。また、この骨折では末梢の骨片が手の甲の方へずれることが多く、その結果、横から見るとまっすぐではなくフォ-ク状に曲がって見える変形(フォ-ク状変形)がみられます。

肘の痛み

代表的なスポーツ障害

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニス肘は、テニスを中心とした、ラケットを使用するスポ-ツを行っている人にみられる肘関節周囲の痛みを生じる障害をいいます。テニス肘には、肘の外側(親指側)の筋肉(手関節伸筋)に痛みが起こる「外側テニス肘」と肘の小指側周囲から手を手のひら側に曲げる筋肉(手関節屈筋)に痛みが起こる「内側テニス肘」があります。テニス肘の多くは「外側テニス肘」で、「内側テニス肘」は上級者やプロ選手にみられることが多い障害です。
テニス肘は、肘関節周囲の手関節を曲げる筋や腱に繰り返しストレスが加わることによって、その部分の微細な断裂や炎症が生じて起こると考えられています。テニス肘の発生には、練習習慣や年齢、筋力、柔軟性、技術、ラケットが影響してきます。

野球肘(上腕骨内側上顆炎)

野球肘とは投球による肘の障害の総称のことです。主に、投げすぎによって起こるスポーツ障害で、肘の内側に痛みがでる事が多いです。原因として投球動作のリリース直前に肘の内側に張力(引っ張る力)、肘の外側には圧迫力(上腕骨と橈骨がぶつかる)が働くことがあげられます。症状は、痛みがあり、肘の動きが悪くなります。我慢したまま投げ続けると剥離骨折や靭帯損傷へつながる恐れがあります。

高齢者に多い骨折

年をとると、若いときに比べて骨がもろくなり、尻もちをつく、転ぶといったささいなことが原因で骨折を起こす危険性が高まります。骨粗鬆症がある場合には特に骨が折れやすいので注意が必要です。また高齢者の場合、高血圧、心臓病、糖尿病などの様々な病気を合併していることが多いので、骨折部位のみに目をとられることなく全身状態の管理が必要になります。沢山の薬を飲んでいる場合には、薬の副作用で転倒しやすいこともありますので気をつけて下さい。また、転倒してもあまり痛がらないため、本人や家族の方が打撲や捻挫と思って骨折の発見が遅れる場合もありますので注意してください。いずれにしても歩けなければ救急車を呼んで早く専門医の診断・治療を受けるようにする必要があります。
高齢者、特に骨粗鬆症の人に多くみられる骨折には、つまずいて手をついたりして肩のつけ根(上腕骨近位端骨折)や手首(橈骨末端骨折)を骨折したり、尻もちをついたりして腰や背中が痛く動けなくなる脊椎圧迫骨折、横に転んで起きあがれなくなる大腿骨頸部骨折などがあります。

上腕骨近位端骨折(じょうわんこつきんいたんこっせつ)

高齢者が歩行中に転倒したり、手をついたことで、肩のつけ根の上腕骨の上の部分(頚部)が折れることがよくあります。これは年をとるとともに骨がもろくなる為に折れやすくなるわけです。特に50代以上の女性に多く起こりやすい骨折です。
折れ方にはいろんなタイプがあります。ずれ(転位)が少ない簡単な折れ方の場合には、三角巾固定や包帯固定、あるいはハンギングキャストという、手を吊り下げるギプス固定をすることで骨折は治ります。折れ方がひどく、転位が大きいときには手術をして治すこともあります。手術ではプレートでとめたり、釘でとめたりすることもありますし、人工骨頭に変える場合もあります。

大腿骨近位端骨折(だいたいこつきんいたんこっせつ)

人間の体の中で一番長い骨は、ふとももの部分にある大腿骨です。大腿骨は腰のつけ根で骨盤とつながる股関節を作ります。大腿骨の上の丸い部分を骨頭といい、そのすぐ下を頚部といいます。頚部の下には、骨の外側と内側に出っ張りのある転子部があります。高齢者は転倒などによりこの頚部と転子部が簡単に折れることがあります。これを「大腿骨近位端骨折」といいます。高齢者で、転んで股関節が痛くて歩けない場合には、まずこの骨折が考えられます。大腿骨近位端骨折は特に女性に多く、骨粗鬆症などで骨がもろい状態で起こりやすくなります。
骨折した直後から脚の付け根の痛みと腫れがあり、歩くことができなくなります。骨折の程度によっては、骨折直後に痛みが無く、立ち上がったり歩くことができてしまう場合があります。また脚の付け根ではなく膝に痛みを訴えることもあります。認知症のある方の場合にはしばらく気づかないこともあるので注意が必要です。

脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)

必要以上に強い力が背骨(脊椎)に加わったとき、その圧力で骨がつぶれるような形で骨折することをいいます。高齢者で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の方の場合、転んだり、尻もちをついたりして腰や背中が痛くなり動けなくなる場合には、圧迫骨折を起こしていることがよくあります。また、重いものを持ち上げたり、咳をしたときに簡単に骨折したり、本人が全く知らないうちに徐々に骨がつぶれる場合もあります。
圧迫骨折は、骨が健康な成人にとってはまれな病気で、高い所から転落したなど、大きな力が加わった場合におこります。こうした事故の場合、脊椎の圧迫骨折だけでなく、他の部位の骨折や臓器の損傷をともなうこともあります。
もっとも多くみられるのは、骨粗鬆症が原因でおこるものです。人間の骨は20歳から30歳ごろに骨の量は最高値を示しますが、その後骨の老化が始まり骨の量は低下し始めます。骨の老化により最大骨量の70%未満に骨量が減ってしまった状態を骨粗鬆症と呼びます。骨粗鬆症になると、比較的軽い力が加わっただけで、あるいは、ほとんど力が加わらなくても、自然に脊椎の圧迫骨折がおこることがあります。

橈骨末端骨折(とうこつまったんこっせつ)


つまずいて転んで手をついた時によくおこる骨折で、子供にもみられますが、骨のもろくなった高齢者には多く発生します。手首より2~3センチ肘よりの親指側の太い骨(橈骨)が折れ、腫れや痛みがおこります。また、この骨折では末梢の骨片が手の甲の方へずれることが多く、その結果、横から見るとまっすぐではなくフォ-ク状に曲がって見える変形(フォ-ク状変形)がみられます。

スポーツによるケガ(外傷、障害)

スポーツによって起こる傷害(スポーツ傷害)は、急激な大きな力が骨や関節、筋肉や靭帯に働いて骨折・脱臼・断裂を生じる「スポーツ外傷」と動作の繰り返しによって骨・筋肉および靭帯を損傷する「スポーツ障害」に分けられます。

代表的なスポーツ外傷

足関節捻挫

捻挫(ねんざ)とは関節のケガで、正常に動く範囲を超える外力が関節に加わり、関節を構成する骨と骨をつなぐ靱帯(じんたい)や、関節包(かんせつほう)と呼ばれる関節を包む膜に傷がついた状態をいいます。中でも、足首を内側にひねって起こる、内反捻挫(ないはんねんざ)は起こりやすいケガです。足関節捻挫は、バスケットボ-ルや、バレ-ボ-ルなどで着地に失敗したときや、サッカ-のプレ-中に足首を捻ったときなどに起こります。普段の生活でも、段差で躓いたときや、転倒したなどに起こります。

足関節捻挫は、損傷の程度で3段階に分類することがあります。

関節を捻った際、ひどい時は骨折をしている場合もありますので、整形外科医を受診し、レントゲン撮影などの検査をしっかりと受けるようにしてください。

I度(軽症)
靭帯の繊維の一部が切れた場合で、痛みは軽く、関節はグラグラしません。
II度(中等症)
靭帯のかなりの部分が切れてしまっています。痛みがあり腫れてきて、内出血も強く、関節がグラグラして不安定になります。
III度(重症)
靭帯が完全に切れてしまっています。痛みがとても強く、腫れてきます。関節はグラグラして不安定になります。
突き指

よくあるのはボールを受けそこねて指をそらせてしまったり、逆に折りたたむような衝撃を受けた場合です。他にも、手を振っていて机や柱にぶつけてしまい、突き指をしてしまうこともあります。
一般に、突き指はそのまま安静にしていれば痛みも治まり、とくに心配するような障害は残しません。しかし、単なる突き指と思っていても、実は腱が切れていたり、骨折している場合もあるため、必ずしも安心というわけではありません。つまり、突き指とは指の関節が傷んだ状態をいい、診断名ではありません。実際は「腱断裂」「骨折」「脱臼」「靭帯損傷」「捻挫」などが正確な診断名となります。

肉離れ

肉離れは、筋肉の線維や筋肉を包む膜(筋膜)の一部が断裂する状態のことです。短距離走中やスタ-トダッシュで、太ももの裏側にがくんとする感じで激痛が走ったり、テニスで前に出ようとしてふくらはぎに激痛が発生したりしたときなどに起こります。つまり、何かにぶつかったりして起こるのではなく、自分で筋肉を急激に収縮した(力を入れた)ときに起こります。ケガをしたところを押すと痛みがあり、足に力を入れたり、無理に伸ばしたりすると痛みが強くなります。

膝の靭帯損傷

膝関節には、立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、あらゆる動作中に関節が前や後ろ、右や左にぐらぐら揺れないように支える役割をする4つの靱帯(前十字靭帯・後十字靭帯、内側側副靭帯・外側側副靭帯)があります。膝の靱帯損傷は、これらの靱帯が傷ついたり、のびてしまったり、切れてしまった状態をいいます。
バスケットボールやバレーボールでジャンプした状態から着地した時に膝を捻ったときによく傷めます。また、サッカ-やラグビー、フットボールなど接触プレーの多い競技では、タックルを受けたときに傷める事があります。
靭帯を傷めた直後はかなり強い痛みと腫れが生じます。応急処置としてRICEを行い、すぐに整形外科を受診し、適切な治療を受けて下さい。

代表的なスポーツ障害

疲労骨折

疲労骨折とは、一回の大きな外力により起こる外傷性の骨折とは異なり、骨の同じ部位に小さな外力が繰返し加わることによって、骨の組織の連続性が断たれ、不完全あるいは完全な骨析にいたった状態をいいます。これは金属を繰り返し曲げ伸ばしすると、ついには折れてしまう現象とよく似ています。疲労骨折は他に、ストレス骨折、過労性骨障害とも呼ばれ、特に10~20歳代の青少年に多くみられます。
スポーツを原因とした疲労骨折は、下肢の骨に圧倒的に多くみられ、その中でも脛骨(下腿の内側の骨)が約50%を占めます。それに続いて腓骨(下腿の外側の骨)、中足骨(足の甲の骨)そして大腿骨(太ももの骨)によくみられます。ときに体幹、脊椎、上肢にもみられます。疲労骨折は、筋力が不十分な発育期に、スポーツを急激に行ったり、身体状況を考えないで、強度なトレーニングをすることが原因で発生します。

テニス肘

テニス肘は、テニスを中心とした、ラケットを使用するスポ-ツを行っている人にみられる肘関節周囲の痛みを生じる障害をいいます。テニス肘には、肘の外側(親指側)の筋肉(手関節伸筋)に痛みが起こる「外側テニス肘」と肘の小指側周囲から手を手のひら側に曲げる筋肉(手関節屈筋)に痛みが起こる「内側テニス肘」があります。テニス肘の多くは「外側テニス肘」で、「内側テニス肘」は上級者やプロ選手にみられることが多い障害です。
テニス肘は、肘関節周囲の手関節を曲げる筋や腱に繰り返しストレスが加わることによって、その部分の微細な断裂や炎症が生じて起こると考えられています。テニス肘の発生には、練習習慣や年齢、筋力、柔軟性、技術、ラケットが影響してきます。

野球肘

野球肘とは投球による肘の障害の総称のことです。主に、投げすぎによって起こるスポーツ障害で、肘の内側に痛みがでる事が多いです。原因として投球動作のリリース直前に肘の内側に張力(引っ張る力)、肘の外側には圧迫力(上腕骨と橈骨がぶつかる)が働くことがあげられます。症状は、痛みがあり、肘の動きが悪くなります。我慢したまま投げ続けると剥離骨折や靭帯損傷へつながる恐れがあります。

野球肩

野球肩とは、投げる動作の時に、肩の痛みがあるため思うようにボールを投げられない状態を総称した診断名です。主に投球動作の繰り返し(使い過ぎ)が原因で、肩の筋肉や靭帯などの組織に炎症、小さな外傷、摩耗が生じて起こります。そこには、さまざまな病態が含まれています。例えば、筋肉や腱の炎症、肩の周りの筋肉(腱板)や軟骨の損傷、引っ掛かりなどが痛みや雑音の原因になります。しかし、野球肩になるとこれらの病変が単独で存在することは少なく、いくつかの病変が混在して肩の障害を引き起こしていることが多く見られます。また、ある1つの病変が存在することで2次的にほかの病変が引き起こされることもあります。また、野球以外でも水泳やテニス、バレーボールなどでも肩を傷めることがあります。

ケガに対する応急処置

スポ-ツ中に打撲や捻挫などを起こした場合には、RICCE(ライス)と呼ばれる方法を行います。
RICEとは以下に述べます4つの英語の頭文字をとったものです。

R(Rest:レスト、安静)
無理に動かすとケガを悪化させます。ケガをしたところを安静に保つようにしてください。
I(Ice:アイス、冷却)
冷やすのは炎症を抑えるためです。ケガをしたところに直接氷を当てると凍傷を生じる危険性があります。ビニ-ルの袋に氷を入れ、タオルでくるんでケガをしたところに当てるのが効果的です。
C(Compression:コンプレッション、圧迫)
圧迫するのは、出血と腫れを防ぐためです。弾力性のある包帯でケガをしたところを巻いてください。
E(Elevation:エレベ-ション、挙上)
ケガをしたところを挙上しておくことによって、腫れや出血を防ぎます。
以上のことがケガの応急処置ですが、あくまでも応急処置なので、ケガをしたところを動かさないようにして、すぐに病院で受診することをお勧めします。
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