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第001回さよなら腰痛

2022.10.13

さよなら腰痛                        理学療法士 福原良太

 

10月になりました。そろそろ季節の変わり目という事で衣替えの準備をされる方も多いのではないでしょうか。

押入れからダンボールなどを取り出し持ち上げる動作は身体の負担になり、場合によっては腰痛が起こる場合があります。

しかし、物の持ち方を工夫すると腰痛の発生を防ぐことができる場合があります。

 

ポイントは①前かがみの動作と、②持ち上げる動作の2つの動作です。

 

まずは①前かがみの姿勢を見てみましょう

まっすぐな姿勢で立っているときには、上半身の重みを下半身全体で支えているので腰への負担は軽減されています。ところが前かがみの姿勢になると、上半身の重みを腰だけで支えなければならず、腰への負担が大きくなって腰痛をおこしやすくなります。

 

 

次に②持ち上げる動作について

 

まず、膝を曲げてしゃがみます。このとき、荷物の正面に立つことがポイントです。荷物から離れすぎていてもいけません。足の位置が荷物から遠くならないように気をつけてください。

そして、荷物をいきなり持ち上げることはしません。荷物がどのくらいの重さであるかを確かめましょう。

できるだけ荷物を体に近づけて腕の力だけでなく、腰の力も使うことが重要です。