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第002回膝関節の痛みの原因と膝の体操

2022.11.10

膝関節の痛みの原因と膝の体操

理学療法士  河島立毅

皆さま朝夕がめっきり冷え込む季節になってきましたがいかがお過ごしでしょうか。

寒くなると外出する機会が減る方が多いと思います。また、寒い季節には関節の痛みがおきやすくなります。そこで今回は膝の関節が痛くなる理由と膝の体操を紹介します。

 

○なぜ関節が痛むのか?

関節は骨と骨がつながっている所です。骨同士がぶつかる場所には関節軟骨があり、これがあることで骨が直接ぶつからず痛みが生じません。しかし、関節軟骨は加齢とともに弾力性が失われ次第にすり減っていきます。すると骨同士がぶつかってしまい痛みが生じます。骨同士がぶつかり続けることで、骨棘(こつきょく)というトゲ状の変形が出現します。また、痛みの為に運動量が減り、外出を控えることも増えていきます。すると筋肉を使う機会が減り筋肉も衰えていきます。筋肉が衰えると変形した骨に負担がかかるので痛みが生じます。

 

引用元:変形性ひざ関節症QAブック 作:中外製薬株式会社 監修:林泰史

 

まとめると

①関節軟骨の減少 ②筋肉の衰え  この2つが関節の痛みの原因です

 

○痛みを減らすために

関節軟骨や骨を直接元に戻す事は難しいですが、筋肉を鍛える事は今すぐ始めることができます。

 

○どこをきたえればいい?

膝から上の「太もも」の筋肉で前面にある「大腿四頭筋」をきたえましょう。ここが弱くなると椅子から歩く時だけでなく、立ちあがる時や階段の昇り降りで膝に痛みが起きやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

○どんな体操をすればいい?

当院で行っている簡単な膝の体操を紹介します。膝への負担が少ないので膝に不安をお持ちの方におススメです。

 

〇足上げ運動

椅子に座り、膝を伸ばします。これを左右10回行います。

 

 

 

 

 

○運動する時の5か条

①楽な格好で行いましょう

②リラックスして行いましょう

③息を止めずに行いましょう

④無理をせずに行いましょう

⑤毎日少しずつ続けましょう

 

この点に注意して運動してください!