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第012回ロコモティブシンドロームとは何か?

2023.09.11

ロコモティブシンドロームとは何か?

河島 立毅

 

・健康寿命とは

みなさんは「健康寿命」という言葉をご存じですか?これは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指す言葉です。わかりやすくいうと寝たきりにならずに自分の足で買い物に行ったり自分で服を着替えたりできる、そんな期間のことです。今回は健康寿命に関わる疾患である「ロコモティブシンドローム(運動器症候群:以下ロコモ)」についてお話していきます。

 

・ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは

運動器とは、骨、関節、筋肉、など人間のからだを動かすための組織のことです。これらの機能が低下して移動機能(立つ、座る、歩く等)が低下した状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)といいます。ロコモになると転倒して骨折したり、膝などの関節が動きにくくなって立ち座りが困難になります。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。

 

・ロコモかどうかを知るには

3つの「ロコモ度テスト」というものがあります

  • 立ち上がりテスト 片足か両足で台から立ち上がれるかを測るテストです
  • 2ステップテスト できるだけ大股で2歩歩いた距離を測るテストです
  • ロコモ25 運動器の不調に関する25の質問に答えるテストです

 

これらの結果から

ロコモ度1 ロコモでない、またはロコモが始まっている状態

ロコモ度2 ロコモが進行した状態

ロコモ度3 社会参加に支障をきたしている状態 の判断が出来ます

 

具体的なやり方は「日本整形外科学会 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト」

https://locomo-joa.jp/locomo/でご覧いただけます。